明日できることは明日やろう

後ろ倒し仕事術のススメだそうだ。


なんでも、今は変化が早い時代だから、前倒しして作業しても、一週間経つころには状況が変わっていて、前倒しした作業は修正してやり直しになるので、無駄になるからやらないほうがいいとか。


まぁ人間サボるためとか、自分が仕事していないことを正当化するためには、なんとでも理由をつけるものだから、一見もっともらしく聞こえる。


「後ろ倒し」って言葉は聞いたことないが、保留とかペンディングは普通にある。
現段階では確定できない要素がある作業は保留にして、やれるところから前倒しでやるというのが仕事の定石になる。


保留って言うと怠けてるようにも聞こえるが、後ろ倒しと言うと、なんか積極的にアプローチしているようにも聞こえる。ものは言いようだ。


この記事の配信元は、nikkeiWOMANONLINEだそうだ。
で、リンク先を見てみると、休息こそアンチエイジングとか、副業を成功させる5つのポイントとかいうのがトップに出ている。


ってことはなんだ、天下の日経がOLに対して、なるべく仕事しないように奨めていて、それでいて副業はやりましょうと煽っているのか?


本業は後ろに倒してなるべく作業を減らし、定時帰りして、アフター5や副業を楽しみましょうと?


アホですか


日経がそういう思想教育しているのならば、進捗が2週間遅れてても平気で定時帰りする女性PGは、別に珍しくもなんともないことなんだろうねぇ。




しかし世の中には超攻撃的に後ろ倒しに仕事をする業界もある。


広告代理店とかテレビ業界は、クライアントの気分とか、事件があったりとか、政治の風向きが変わったとかで、8割方完成していたものをチャブ台返しすることがままあるそうだ。


どうせギリギリまで確定しないから、この期日を切ったら誰がどうあがいても引っくり返せないってところまでのらくらと引っ張っておいて、間際になったら連徹で一気に仕上げるってのが一種の文化らしい。実にイヤな業界だ。


広告代理店の後ろ倒しは、スケジュールのケツは伸ばさないし、やるべき仕事の量も減らすわけではない。nikkeiWOMANONLINEのおさぼりOLの自己正当化理論とは別物だ。


広告代理店は、一般常識では有り得ないほどヤクザで、かつ尋常ではない火事場のパワーを持っているからそういう仕事をやれるのであって、これを一般人がカッコイイとかクールだと思って真似するべきものではないだろう。



明日できることは明日やろう



そのとおりです。システム開発の多くの工程は先行逃切りが定石です。理由は簡単で、仕様バク、設計バク、コードのバグなどあらゆる障害を早期発見できるからです。遅延させた場合、問題発覚が遅れ、さらなら遅延を呼びます。これはどのような製造業でも、なんらかの2次曲線でそれが証明されています。

ギリギリまで、仕事をずるけて、ギリギリになってどうしようというのは、アホです。

システムは限りなく、一撃必殺、先行逃切り、これができなきゃデスマーチです。



システム開発で後ろ倒しは有り得ないですよねぇ。

なんかこの記事は職種は営業が前提なのかなという気もします。

そもそもがスケジューリングが切っていない種類の仕事だから、やれることをやろうと思うといくらでもやることがある。

じゃあ作業内容の進捗じゃなくて、時間で切っちゃえ♪みたいな。


リソース計画を自分で策定出来ないレベルの労務者の場合は、権限の範囲が広いとメタメタになってしまうから、予算でも時間でも人手でもノルマでも、必要最小限の範囲で区切って渡さないとダメなんでしょう。

なんでもない難易度の作業でも、すぐに進捗がメタメタになるプロジェクトは、管理者不在か居ても無能なことが多いですね。


各技術者がフラットな立場だと、自分の進捗だけセーフゾーンなら良いという守りの姿勢になってしまって、そういうスタンスの人数が増えれば増えるほどオーバーヘッドやボトルネックが積み重なってデスマになりますねぇ。

エリート企業の賢い若手はともかく、一般的な最近の若い子は、上の世代とのコミュニケーションを最小限にしようとするから、あっさりコントロールアウトするし、強くコントロールしようとするとすぐ潰れる。

昔のように、ある範囲の権限をまとめて部下に投げる方式では仕事が成り立たず、工程を水平にも垂直にも細かく区切って、都度必要最小限の作業だけ渡すようにしないと回らないようになってきてますねぇ。

そういう作業しか出来ないとなると、外国人に仕事投げるのと変わらなくなるから、そうなるとコストとハングリーさで日本人は負けるので、中国・インドどころか、タイやベトナムと勝負しても負けますね。